お別れ・・・!
伯母の訃報を知る。(※亡き父の姉)
但し、コロナ禍の中では葬儀にもご遠慮下さい とのこと。
仕方無い、他県である故。
子供の頃(※小学4年生)にニットの帽子が流行っていた。
友達も皆が持っていたように思う。
それが欲しかったのだが、母の都合が付かずにメソメソしていた。
そこへ伯母さんが来たのだ。(父は長男で、我が家は伯母の実家になる)
そして帽子を編んでくれたのだ。好きな色を聞かれ(ブルー)と答える。
翌週には届けてくれた。 嬉しかった! 母も喜んで礼を言っていた・
高校生になってからは、毎週末は伯母さんの家に泊まった。
電車を乗り換え、大人になった気分で家を出発したものだ。
翌日は伯母さんと従妹と一緒に、朝早くから仕事に出掛けた。
仕事(アルバイト)とは、競馬場の中にある(双眼鏡)の貸店舗である。
高額なお金を扱う事もあり、緊張したが、すぐ上には柔道部の大学生など
居て、強そうな人達がパトロールしたり、両替の際には警備してくれた。
オーナーの知人から株主優待の映画券を初めて貰った時は嬉しかった。
そのうえ、伯母さんの作ったお弁当は とても洒落ていて美味しいものだった。
ほんの些細な事をはじめ,色々なことを思い出していた。
未だ世間のことを何も知らない私には 驚くことばかりだった。
夜に夢で起きたらしいのだが、夢の中身は覚えていない。
ただ私の顔は、涙でグチャグチャだった。
葬儀にも、ご焼香にも伺えないが、コロナ禍での事、許して貰おう。